公務員試験合格の軌跡 序
2012-03-14


2012年4月1日から、公務員として働くことになりました。

今年度何とか公務員試験に合格して、
無事採用になり、本当にほっとしています。

ただ、すんなり合格できたわけではなく、
かなり回り道をして、公務員試験を受験し始めてから
今年で3年目になってしまいました。



そもそもは、今の会社が腐っているから、
何とか現状から抜け出したいという理由で、
公務員を受験しはじめたのですが、
世の中の同じような境遇の人にわずかでも役に立てばと思い、
合格までの軌跡を残してみます。




0.序


志望動機、自己PRを考える


願書を出願して、筆記試験が合格して、ことが進んでいくと、
願書に記入したり、試験官から質問されたりと、
活動のよりどころとなる重要なものです。

常に考えをめぐらせ、周りから情報を取り込んで、
必要に応じてアップデートしていくとよいと思います。

転職活動の目的そのものといってもいいでしょう。


私の場合は、総トータルで3年かかり、
今回合格した自治体だけでも、
願書の出願から採用まで、半年近くかかっています。


したがって、志望動機(目的)があいまいだと、
中盤で気合が抜けてしまったり、
最悪の場合は、受験をあきらめ、
今の会社にずーっと勤務することになりかねません。


何をするにも、目的意識が大事ですから、
願書を出願するよりも早い段階で、
志望動機と、自己PRを完成させておくことがベターです。


その後、論文試験や時事や面接対策の参考書を読んだりして、
志望動機と自己PRをうまく修正していくとよいと思います。



私の志望動機
@自治体の政策で共感する項目
A民間を退職してまで公務員を希望する理由
Bその自治体でなければならない理由


おなじく自己PR
@現職を説明
Aできる技術を説明
B上記2点からやりたいことをアピール



志望動機@が意外と重要です、盲点かもしれません。
知事や市長が、年頭の挨拶で意気込みを表明します。
その中に、政策に関するキーワードが出てくると思いますので、
HPなどから、具体的な政策指針を確認します。

政策としてあがっている項目と、
自分がやりたい項目、できそうな項目をリンクさせて、
つまり、政策(需要)と希望(供給)をマッチングさせて、
志望動機を作成します。

ここまでできると、後の面接で、
希望部署などを説明しやすくなります。


逆に、政策に掲げられていないことをいくらアピールしても、
その分野は需要がなく、
どの部署も人材を必要としていないので、
どんなに優秀な人でも、合格することは難しいと思います。


志望動機ABは@から大きく外れない範囲で、
ソツなくまとめてください。



自己PR@は、相手に自分の会社をアピールするイメージです。
自分がトヨタ自動車などの大企業なら、説明の余地はなく、
相手は自分の会社概要を理解してくれますが、
私の会社はあまり知られていませんので、
自社を売り込む、または自社製品を売り込むイメージで、
現職を説明しました。

自己PRAは、社内での自分の役割を説明しつつ、
私はこんな技術者です、
とアピールしました。

自己PRBは、@Aの流れの延長線上で、
公務員になった暁には、これをやります、
となかば宣誓に近い形で締めました。



志望動機、自己PRといっても、職務経験者となると、
いろいろな要素が複雑に絡み合ってくるので、
一筋縄では完成しません。

しかも、面接官の見方によっては、
歯車がひとつ狂うと、総崩れの可能性がありますので、
慎重に言葉を選んで作成したほうがよいと思います。




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